Houdiniメモ : 検証 : Attribute VOP : ノイズ : Perlin Noise
https://gyazo.com/f5c10e63737c12da08bfe4a255e9d074
はじめに
Turbulent Noiseノードのパラメータを変えたときのノイズの変化を観察してみました。
環境
Houdini Apprentice (Version 18.0.287)
準備
1. Gridノードで板を作成
table:パラメータ
Size {1, 1}
Rows 256
Columns 256
https://gyazo.com/9ee4d04521d73c986dfc96f9d4c77a76
2. Attribute VOPノードを接続
https://gyazo.com/baae006464369a17e72c53e17beffa49 https://gyazo.com/10f6a4969261051baa0c19486f3ab3bf
Sceneビューを見ると白い板が表示されています。
https://gyazo.com/2e5526abf68106152e943c7f02502b7d
3. Turbulent Noiseを追加
Attribute VOP内に入ります。
Turbulent Noise ノードを以下のようにつなぎます。
https://gyazo.com/135a116563edf040383d8eafdf512b07
板の表示は以下のようになります(デフォルトではAlligator noiseが適用されます)
https://gyazo.com/fe2c6b876cf1c3e946f61c2e0827a525
検証 : Perlin Noiseのふるまいを観察してみる
Noise Type を Perlin Noiseに設定し、パラメータを変えたときのノイズの変化を観察してみます。
https://gyazo.com/f933531618d451e9b0b21d4a078a6581
検証1 : Frequencyを変化させる
Frequencyを変化させたときのノイズの変化を観察してみます。 Frequencyは「周波数」を意味する英単語です。
https://gyazo.com/4bfd61688963792d7b8d2b58d9292377
Frequency = {1, 1, 1}, {4, 4, 4}, {16, 16, 16} の3パターンの表示結果を載せてみました。
https://gyazo.com/5736e9a9e0d6eb8d6d5b224519850a5d https://gyazo.com/f1db0248eb8b582d391e53a6394a52c2 https://gyazo.com/2664dea7e93d003df263cb8bac508df6
Frequencyの数値を増やすとノイズがきめ細かくなります。
検証2 : Offsetを変化させる
OffsetのX成分を増やしていくと模様が右へスクロールしていきます。
https://gyazo.com/033246ba4c3e2df29bd9314d8c60b67c https://gyazo.com/89fc31aebed28ae5d5cfe191173de8f1
検証3 : Amptitudeを変化させる
Amplitudeを変化させたときのノイズの変化を観察してみます。 Amplitudeは「振幅」を意味する英単語です。
https://gyazo.com/a50a0a8508a8a9b19451f47020b4c83c
Amplitude = 1, 0.5, 0.1の3パターンを載せてみました。
https://gyazo.com/50d8b41065e1cf10807d78d3a7f822ef https://gyazo.com/9a53b3be37aba61db153b0eabf76ff3e https://gyazo.com/31b895f1a4a92d62f2950820a2442b28
Amplitudeが小さくなるほどノイズは暗くなります。
Amplitude = 0.0にすると完全な黒になります(ノイズ出力が0になります)
検証4 : Roughnessを変化させる
Roughnessを変化させたときのノイズの変化を観察してみます。 Roughnessは「粗さ」を意味する英単語です。
Amplitude = 1.0の場合はRoughnessを増やしたときに白飛びしてしまうため、Amplitude = 0.8へ設定しています。
https://gyazo.com/79020e4c1e2163acb5f96d8031a7f06e
今回は Roughness = 0.0, 0.25, 0.5, 0.75, 0.85, 1.0 の6パターンを載せてみました。
https://gyazo.com/9d07d62eda2ce286c6ed5d4e8951cf0e https://gyazo.com/da02a095077a6324d5b277ddc45d21bf https://gyazo.com/75b7c1851d0f78c50d418faf047b4a74
https://gyazo.com/ed9da8d0563b89181fd62784dbcaebbe https://gyazo.com/41365b3caedad7eeaefefcef0df4c43f https://gyazo.com/f689c6279546c0e1e119a5bf4f6176dd
周波数の異なるノイズを重ね合わせているのでしょうか。
Roughnessの値を大きくするほど、重ね合わせるノイズの個数が増えているように見えました。
検証5 : Attenuationを変化させる
Attenuationの数値を変化させたときのノイズの変化を観察してみます。Attenuationは「減衰」を意味する英単語です。
https://gyazo.com/e62b412273b552ec9f0369a083df4ee4
今回は Attenuation = 0.0, 0.25, 0.5, 0.75, 0.85, 1.0 の6パターンを載せてみました。
https://gyazo.com/641b8c6e4707a1b7f6bd3a14e064b61e https://gyazo.com/998d4edfa0365faa261ffb90e52c1359 https://gyazo.com/51ddecc7a67330ce63a15232a1823dfa
https://gyazo.com/becde79b24cf9a14cc2d613ea74d605b https://gyazo.com/94d19862f035b72c114f1ea56e0d453e https://gyazo.com/8d3ea477730386f59ea5cddf3d4ae511
Attenuationを下げるとノイズの高周波成分が強く減衰するようです。 (Attenuation = 0.0だとノイズ模様が見えなくなる)
Attenuationが上がるとノイズの高周波成分が減衰しなくなっているように見えました。
参考リンク
パーリンノイズを理解する | POSTD
その3 パーリンノイズとフラクタル